解説
裁定は、通常の方法で最後まで指されない対局の結果を決める。独立した第三者が局面を調べ、勝ちまたは引き分けのどちらを与えるべきか判断する。国際通信チェス連盟、略称ICCFでは、通常、裁定者の身元は選手へ明かされない。
この手続きは、規則で定められた状況に限って使われる。終了日を持つ大会が未完局を残して終わった場合、未完局が大会の次段階を遅らせる場合、または一定の条件下で選手が死亡した場合などに開始されることがある。長引いた、または都合の悪い対局を自由に止めるための一般的な権限ではない。
選手は、求める結果を意味する申し立てと、局面がどう進むべきかを説明する分析を提出する。着手を計算するプログラムであるから数値や変化をコピーしただけでは、通常それだけで十分ではない。分析にはプラン、結果、その優勢がなぜ申し立てた結果へつながるかを説明する必要がある。規則によっては、別の裁定者への上訴も認められる。
時間制も重要である。保証時間のない大会では、予定された終了日が来たという理由だけでICCFが対局を裁定することはない。この方式は、その枠組みの中で対局が自然な結果へ達するよう設計されている。
よくある混同
裁定とエンジン評価
エンジンは分析を補助できるが、規則上の判断は局面、申し立て、提出された論拠を基に裁定者が下す。
用語を見る出典
- 1.ICCF Definitions and Acronyms, International Correspondence Chess Federation (ICCF)
- 2.ICCF Rules (Valid from 1 January 2026), International Correspondence Chess Federation (ICCF)
