解説
定跡手は、あるオープニングについて確立された知識の一部である。と呼ばれるその知識には、対局と分析を通じて研究された手やプランが集められている。名称は印刷された定跡書に由来するが、現在の「ブック」はデータベース、講座、整理されたデジタル資料であることも多い。
この呼び方は、その手が同種の局面で既に研究され、指されていることを示す。唯一の正解や、必ず最善の手であることを意味しない。複数の定跡上の選択肢がある場合もあり、古い推奨手が新しい対局やより精密な分析によって置き換えられることもある。
参照資料によって変わること
- 大規模なデータベースは、簡潔な定跡書に載っていない珍しい手も定跡手として認識することがある。
- ある競技レベルでは定跡であっても、多くのプレーヤーには知られていない手がある。
- 2つの資料が同じ続行を理論として記録しながら、評価は異なることがある。
対局が記録された続行から外れると、一般に「定跡を外れた」と言われる。これは新しい手が良いか悪いかを示すものではない。使用している資料で、確立した案内が少なくなる地点を示すだけである。
実況や分析で「定跡手」と言うとき、通常はプレーヤー本人の記憶ではなく、チェス知識の状態を表す。プレーヤーが研究していなくても自力で定跡手を見つけることはあり、逆に、支えるプランを理解せず理論上の手だけを暗記することもある。
よくある混同
定跡手と分析プログラムの第1候補
十分に記録された手でも、現代の分析プログラムの第1候補とは限らない。また、プログラムの推奨手に確立した理論がほとんどない場合もある。
定跡にあれば優位が保証される
多くの定跡ラインは、両者にとって互角または十分に指せる局面へ進む。
出典
- 1.Book Move, Chess.com
- 2.Chess opening, Wikipedia contributors
