ドゥボフ方式

同じ得点のプレーヤーがそれまでに対戦した相手の平均的な強さを均衡させようとする、FIDEのスイス式ペアリング方式。

解説

ドゥボフ方式は、FIDEが承認するスイス式トーナメント用のペアリングアルゴリズムです。他のスイス式方式と同様に、得点を用い、同じ2人が2度対戦することを防ぎ、色とスコアグループ間を移動するプレーヤーに関する規則を適用します。

特徴的な指標はAROで、Average Rating of Opponentsの略です。これは対戦相手の平均レーティングを意味します。レーティングはプレーヤーの競技力を数値で推定したものです。各ラウンド後、実際に対戦した相手のレーティングから各参加者のAROを計算します。

同じ得点のプレーヤーのグループ内で、ドゥボフ方式はAROの値を近づけようとします。その考え方の1つは、それまでのAROが低いプレーヤーを、高いレーティングの相手と組み合わせることです。これにより、同得点のプレーヤーが対戦してきた相手の平均的な強さの差を減らそうとします。ただしFIDEは、スイス式でこの目標を達成できるのは近似的に限られると説明しています。

スコアグループだけではペアリングを完成できない場合、下位のスコアグループからを加えることがあります。これは、より多くの得点を持つ相手と対戦するため上へ移されたプレーヤーです。この仕組みとAROを重視する点が、ドゥボフ方式をと区別します。

よくある混同

オープニング方式としてのドゥボフ

ここでいうドゥボフは、チェスのオープニングや盤上の戦略の名称ではありません。スイス式トーナメントのペアリングを作るために規定された方式です。

出典

  1. 1.Dubov System effective from 1 February 2026, International Chess Federation (FIDE)

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