解説
ポーンが初期位置から2マス前進するとき、途中の1マスを通過します。アンパッサン対象マスとは、その通過したマスです。相手がアンパッサンで取れる場合、取る側のポーンはそのマスへ進み、2マス前進したポーンは盤上から取り除かれます。
完全な局面を表す文字列であるFEN、Forsyth-Edwards Notationでは、この情報は第4フィールドに入ります。また、EPDがExtended Position Descriptionを意味するの前に置かれる4つの局面フィールドにも含まれます。値は、aからhまでのファイル文字と1から8までのランク数字を組み合わせたe3のようなマス名で表し、対象がない場合は単一のハイフンを使います。白の2マス前進後は必ず第3ランク、黒の2マス前進後は第6ランクになります。
FENの原仕様では、相手のポーンが実際に取れない場合でも、すべてのポーンの2マス前進後に対象マスを記録します。一部の現代的なライブラリはより限定的な規約を使い、相手のポーンがその取りを幾何学的に実行できる場合だけ、またはその取りが完全に合法である場合だけ記録します。そのため、同じ駒配置について2つのプログラムが異なる文字列を生成しても、盤上の駒の位置について意見が違うとは限りません。
よくある混同
対象マスとポーンのマス
e2-e4の後、白ポーンはe4にありますが、対象は通過した空きマスのe3です。
記録される対象と実行可能な取り
ソフトウェアの規約によっては、合法なアンパッサンが存在しなくても、2マス前進後に対象マスが記録されます。
出典
- 1.Standard: Portable Game Notation Specification and Implementation Guide, Steven J. Edwards / ChessGML
- 2.Core, python-chess 1.11.2 documentation
