解説
シンメトリカル・バリエーションは、白がc4を指し、黒が...c5と応じることで生じます。両方のポーンは側面からセンターのマスを支配し、白ポーンはd5を、黒ポーンはd4を監視します。局面は対称に見えますが、先手の白には1手多く指しているという利点が残っています。
対称性は出発点にすぎません。相手がまねしない手、または1手遅れてまねする手が現れるたびに、どちらがマスを支配するか、どちらが先にポーンブレイクへ到達するかが変わり得ます。ポーンブレイクとは、相手の構造へ挑むための前進です。したがって白は、追加の1手を黒の展開の単なる反復ではなく、具体的な行動へ変える必要があります。
対称性を崩す方法
- d4は黒のc5ポーンへ挑み、交換によってセンターを開くことがあります。
- e4は広いセンターを築きますが、d4が弱くなる可能性があるため十分な支えが必要です。
- b4はクイーンサイドでスペースを得てc5ポーンをそらすことがありますが、守る必要のあるマスも生みます。
- g3とBg2は、対角線と将来のセンターブレイクを巡る、よりゆっくりした戦いを保ちます。
とは異なり、黒は直ちにe5を占めません。主な戦いはd4とd5を巡って始まり、オープンな局面にも長いマヌーバリングにも進み得ます。
よくある混同
対称性と自動的な引き分け
対称な局面だからといって自動的に引き分けにはなりません。手番、ポーンブレイク、展開順によって大きな不均衡が生まれます。
出典
- 1.English Opening: Symmetrical Variation, Chess.com
- 2.Lichess chess-openings dataset - ECO volume A, Lichess
- 3.A Comprehensive Guide to the English Opening, Modern Chess
