解説
FIDEアルバムは、チェス・コンポジションを扱う公式コレクションである。FIDEは国際チェス連盟を指す。チェス・コンポジションでは、特定の課題、着想、解答を示すために人が意図的に局面を構成する。その局面は実戦から生じたものでなくてもよい。アルバムには、定められた期間、伝統的には3年間に発表された作品から選ばれたものが収録される。
収録されるコンポジションの種類
- メイト問題:指定された手数以内にチェックメイトすることを求める構成局面。
- スタディ:通常はエンドゲームに似た局面で、白が正確な解答によって勝ちまたは引き分けを示さなければならない。
- ヘルプメイト:問題の条件に従い、両陣営が協力してチェックメイトを成立させるコンポジション。
- セルフメイト:白が黒に白キングをチェックメイトさせるコンポジション。
- フェアリー・チェス:通常のチェスとは異なる駒、規則、条件を導入することがある問題。
- レトログレード・コンポジション:その局面に至り得た過去の着手や出来事を推定することが課題の一部となる問題。
選定は専門の審査員によって行われる。世界チェス・コンポジション連盟が説明する手続きでは、各部門に3人の審査員が置かれて作品を採点し、少なくとも8点に達したコンポジションが選ばれる。FIDEアルバムへの掲載で得た点数は、作局家の実績を認定する国際タイトルにも算入される。
よくある混同
有名な対局のアルバム
著名な大会棋譜を集めたものではない。FIDEアルバムはチェス・コンポジションの分野に属し、意図された解答や芸術的な着想を持つ構成問題とスタディを収録する。
出典
- 1.FIDE Albums, World Federation for Chess Composition (WFCC)
- 2.The FIDE Albums: Duties of Directors and Judges, World Federation for Chess Composition (WFCC)
- 3.About FIDE, International Chess Federation (FIDE)
