解説
チェスでマテリアルとは盤上に残る駒を指す。それらの駒で、合法な応手のないキングへの攻撃であるチェックメイトを作れない場合、戦力不足と呼ばれる。キング同士だけ、キングとビショップ対キング、キングとナイト対キングがよく知られた例である。
国際チェス連盟の規則は、固定された駒の価値表だけで判定しない。局面全体が直ちにとなるには、どのような合法手の連続でも両者がチェックメイトできないでなければならない。正しく防御すればメイトを強制できないというだけでは不十分である。
時間切れの場合は、一方だけについて判定することがある。に時間が残っている側が、どの合法な手順でも相手をチェックメイトできないなら、もう一方の時計がゼロでも結果は引き分けとなる。したがって戦力不足は、単に駒が少ないことや駒損を意味するものではない。
よくある混同
駒が少なければ必ず引き分け
必ずしもそうではない。キングの支援を受けたルークやクイーンはメイトでき、ポーンは最終ランクで別の駒になれる。
出典
- 1.Article 5: The Completion of the Game, FIDE Rules Commission
- 2.Article 6: The Chessclock, FIDE Rules Commission
- 3.DEAD POSITION, European Chess Union
