解説
マンスーバは、シャトランジの伝統で、学習用または解答課題として用意された局面です。通常の初期配置から指すのではなく、特定の状況と、勝ちを見つける、チェックメイトを強制する、引き分けを確保するといった課題が提示されます。
局面は通常、作られたものでしたが、実戦にありそうな場面に見えることもありました。マンスーバの複数形であるマンスーバートの一部は印象的な物語とともに伝えられましたが、物語が形式を定義するわけではありません。中心となるのは局面と、証明すべき結果です。
該当する歴史的規則で解かなければなりません。クイーンに似た駒が、斜めに1マス動くフェルズである場合や、ビショップに似た駒がちょうど2マス跳ぶ場合があります。現代の動きを適用すると問題そのものが変わります。
マンスーバは、明確な課題を持つ作られた局面である現代のチェス・プロブレムやスタディの祖先です。ただし、解答の長さ、駒数の経済性、変化手順の提示方法に関する現代の慣習に必ず従うわけではありません。
出典
- 1.Ancient chess problems to solve, ChessBase
- 2.The Oxford Companion to Chess, Oxford University Press
