解説
オープニングは対局の序盤で、関連する指し手系列の系統として研究されるのが一般的です。NIC-Keyは、そうしたオープニングを整理し命名するための分類体系です。NICはNew In Chessを指します。文字は通常、英語のオープニング名に由来し、SIはSicilian Defence、KIはKing's Indian Defenceを表します。後続の数字群が変化と下位変化をさらに細かく区別します。
このコードは、ある指し手系列がオープニング理論のどこに属するかを表します。指し手、評価、推奨ではありません。近い局面でも別の理論分岐に属せば異なるコードになり、1つの大きなオープニング系統が多数のコードへ分割されることもあります。
NIC-KeyとECO、Encyclopedia of Chess Openingsの分類は並行する体系です。両者を対応付けることはできますが、区分が完全に一致するとは限りません。たとえばFICSは、対局について両方のコードを表示し、相互変換する問い合わせに答えられます。
構造化データでは、NICコードを記述情報として、PGNがPortable Game Notationを意味するに保存できます。また、EPDがExtended Position Descriptionを意味する内で、そのデータを識別するオペレーション名であるnic opcodeを使って保存することもできます。どちらの場合もコードは関連するオープニングを分類するだけで、局面や指し手の合法性を変えません。
よくある混同
NIC-Keyと棋譜表記
NICコードはオープニングや変化にラベルを付けます。棋譜表記は実際に指された手を記録します。
NIC-KeyとECO
どちらもオープニングを分類しますが、それぞれ独自の構造と境界を持ちます。コード対応は分類体系間の変換であり、同一性を示すものではありません。
出典
- 1.NIC-Key, Chess Programming Wiki
- 2.FICS Help: eco, Free Internet Chess Server
