解説
クイーニングは、ポーンが出発側から最も遠いランクへ到達し、プレイヤーがクイーンにすることを選んだときに起こる。交換は同じ着手の一部であり、新しいクイーンはその昇格マスから直ちに働く。
元のクイーンが取られている必要はない。以前に盤から取り除かれた駒に選択肢が制限されないため、プレイヤーは2枚目のクイーンを作ることができ、理論上はさらに増やせる。クイーンはランク、ファイル、斜線に沿って動ける最も機動力の高い駒なので、通常よく選ばれる。
クイーンを選ぶことは義務ではない。ポーンはルーク、ビショップ、ナイトになることもできる。別の駒を選ぶことで、相手に合法手がないがチェックではないため引き分けとなるステイルメイトを避けたり、クイーンでは実現できない戦術的な狙いを作ったりできる場合がある。
実盤では、新しい駒が昇格マスに触れた時点で選択が確定する。必要な駒がない場合、プレイヤーは時計を一時停止し、審判に助けを求められる。FIDEの競技規則では、ポーンを交換しないまま時計を押すと反則手が完了し、その場合ポーンはクイーンへ交換される。
よくある混同
昇格は必ずクイーンになるとは限らない
最終ランクへ到達したポーンは必ず昇格するが、クイーンは四つある選択肢の一つにすぎない。
出典
- 1.Article 3: The Moves of the Pieces, FIDE Rules Commission
- 2.Article 4: The Act of Moving the Pieces, FIDE Rules Commission
- 3.Glossary of Terms in the Laws of Chess, FIDE Rules Commission
