クイーンズ・ギャンビット

白が、クイーンの隣にあるビショップの前から始まるポーンで、黒の中央ポーンを攻撃するオープニング。

解説

では、d4はdファイルと4ランクの交点を意味する。クイーンズ・ギャンビットは、双方がクイーン前のポーンを進めるところから始まる。白のポーンはd4へ、黒のポーンはd5へ進む。続いて白はc4を指し、そのポーンで黒のd5ポーンを攻撃する。黒がc4で取ると、黒のポーンは中央から離れるため、白はe4で中央を広く占めるか、あとでそのポーンを取り返せる。

が中央のポーンに挑む

8
7
6
5
4
3
2
a1
b
c
d
e
f
g
h
1...で黒のポーンは中央へ進み、そこからを支配する。前進とその影響は一つの働きをなす。
黒はに対し、対称的に中央を占める

1.のあと、...はポーンを中央へ置き、重要な2つのマスを支配する。

ギャンビットとは、オープニングでポーンや駒といったマテリアルを差し出し、代わりにテンポ、駒の活動性、中央の支配といった別の利点を得ようとすることである。クイーンズ・ギャンビットでは、黒が手数を費やしたり弱点を作ったりせずにポーンを維持するのが難しいため、白のポーン損は通常は一時的である。白の狙いはcポーンを中央ポーンと交換し、スペース、駒の活動性、または中央でより大きな支配を得ることにある。

3つの基本的な応手

アクセプト、ディクライン、スラヴの選択で構造が変わる

1
2
3
4
5
6
7
h8
g
f
e
d
c
b
a
2...dxc4はギャンビットをアクセプトし、を離れてで一時的にポーン一つ多くなる。
3つの基本的な応手は異なる方法で攻撃に対処する

それぞれの選択により、どのポーンが中央を占めるか、ビショップをどう展開できるかが変わる。

  • では、黒がc4で取り、白の中央を攻撃しながら、通常はそのポーンを白に取り返させる。
  • では、黒がe6でd5を支え、中央のポーンをすぐに交換せず向かい合わせたままにする。
  • では、黒がc6でd5を支え、c8ビショップの対角線を開けたままにする。

その後の判断は、バリエーション名だけでなくポーン配置によって決まる。白は通常、d4を支えてe4を準備するために駒を展開する。黒は効率よく守れないポーンに固執するのではなく、c5またはe5で白の中央に挑み、駒を活性化しようとする。

用法と背景

記録に残る最古級のオープニングの一つで、1490年頃のものとされるゲッティンゲン写本にも登場する。

よくある混同

クイーンを犠牲にする

名称はクイーンが初期配置される側と、差し出されるcポーンを指しており、クイーンという駒を指すものではない。序盤の手順でクイーンを犠牲にするわけではない。

アクセプトはポーンを維持することを意味する

クイーンズ・ギャンビット・アクセプテッドでは黒がポーンを取るが、通常は駒の展開を優先し、あとで白にそのポーンを取り返させる。

関連用語

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