解説
対局中の二つの時点が同一局面とみなされるには、盤面の見た目だけでなく、さらに多くの条件が一致しなければならない。同じプレイヤーの手番であり、同じ種類と色の駒が同じマスを占め、両陣営が行えるすべての着手が同じである必要がある。
は不可欠な条件である。白番の配置と黒番の配置は、駒の並びが同じでも異なる局面になる。実行可能な行動と、チェックや脅威が直ちに持つ意味が変わるためである。
駒の配置から見えにくい権利も重要である。相手ポーンが2マス進んだ直後に可能な特殊捕獲であるアンパッサンが以前は可能だったが現在は不可能なら、局面は同じではない。キングまたはルークが動いたため、キングとルークを動かす特別な着手であるの権利を失った場合も、両者が元のマスへ戻っていても局面は異なる。
この定義は反復規則に用いられる。手番側のプレイヤーが、審判への正式な要求である正しい申請を行えば、3回目の出現で引き分けになることがある。5回目の出現では自動的に引き分けとなる。棋譜に書かれた手数と、各プレイヤーの時計に残る時間は、この規則上の比較には含まれない。
よくある混同
同じ見た目でも同一局面とは限らない
手番、利用可能なアンパッサン、キャスリング権によって、見た目が同じ二つの配置を区別できる。
出典
- 1.Article 9: The Drawn Game, FIDE Rules Commission
- 2.FIDE Laws of Chess, FIDE Rules Commission
