解説
シュトルツ・バリエーションは、セミ・スラヴの局面で白のクイーンがc2に置かれることで定義されます。ではQがクイーンを表すため、6.Qc2は白の6手目にクイーンがc2へ到達したことを示します。これはf1のビショップをd3へ決める前に行われます。c2のクイーンはe4の前進を支え、後にd3へ出るビショップと協力してh7へ向かう対角線に圧力をかけられます。主な狙いは即時の攻撃ではなく、黒がc4で取るか、駒をどう活性化するかを見ることです。
この手順はアンチ・メランと呼ばれます。白はBd3、...dxc4、Bxc4、...b5という直接的なメランの手順へ入ることを避けます。黒が先にc4で取れば、白はポーンを取り返した後でビショップをどこへ置くか決められます。黒が...Bd6と続けた場合、白にはBd3を含む穏やかなプランと、より鋭いセンターの前進があります。
Qc2がもたらすものと要求するもの
- c1のビショップを妨げず、f1ビショップの配置も決めずにe4を支えます。
- ポーンを取り返した後にBd3を指せるため、...dxc4への対応を柔軟に保ちます。
- クイーンを活動的なマスへ置きますが、センター・ブレイクでクイーンへのラインが開く可能性に注意が必要です。
では、白が先にBd3を指し、黒が...Bd6で応じます。シュトルツはその順序を逆にします。Qc2によってビショップの選択肢を保ち、e4をより差し迫った戦略的脅威にします。
よくある混同
どのセミ・スラヴでもQc2ならシュトルツというわけではない
この名称は、e3とNf3がすでに指され、...Nbd7の後に生じる特定の局面に適用されます。
出典
- 1.Lichess chess-openings dataset — ECO volume D, Lichess
- 2.Semi-Slav Defense: Main Line, Stoltz Variation, Chess.com
- 3.Semi-Slav Defense, Wikipedia
