解説
FEN、Forsyth-Edwards Notationはチェス局面を記述する文字列です。その1フィールドは権、つまり各陣営がキングとルークを動かす特別な手を規則上まだ行えるかどうかを記録します。
標準チェスではKQkqがキングサイドとクイーンサイドの権利を区別します。Chess960はバックランクの駒を並べ替え、キングとルークを標準とは異なるファイルへ置ける変則チェスです。そのためKQkqだけでは、どのルークが各権利を持つかを十分正確に識別できないことがあります。
Shredder-FENは、該当するルークのファイル文字を書くことでこの曖昧さを解消します。ファイルはaからhまでの名前を持つ盤の縦列です。大文字は白のルーク、小文字は黒のルークを表します。標準初期局面では、HAhaが両陣営のhファイルとaファイルのルークを表します。
このフィールドが記録するのは権利であり、直ちにキャスリングできるかどうかではありません。間にある駒、攻撃されているマス、その他の条件によって、権利が残っていても現在局面ではその手を指せないことがあります。ハイフンはキャスリング権が残っていないことを示します。
もChess960向けにFENを拡張する別の規約です。2つの符号化は同一ではないため、書き手側と読み手側のソフトウェアはどちらを使うか合意する必要があります。
よくある混同
Shredder-FENとX-FEN
どちらもChess960局面向けにFENを拡張しますが、キャスリング権を異なる規則で符号化します。
用語を見る権利と直ちに合法な手
権利が残っていても、今キャスリングできるとは限りません。局面がその手の全条件を満たす必要があります。
出典
- 1.Forsyth-Edwards Notation, Chess Programming Wiki
- 2.Core, python-chess 1.11.2 documentation
