解説
カンは1.e4 c5 2.Nf3 e6 3.d4 cxd4 4.Nxd4 a6で生じる。では、指し手の前の点は黒の手であることを示す。...a6によってポーンはb5を支配し、白駒がそこへ容易に定着するのを防ぎ、...b5による拡張の可能性を準備する。
黒は意図的に...Nc6と...Nf6を遅らせる。これにより、白の配置に応じて、2枚のナイト、黒マスのビショップ、クイーンの配置を後から選べる。よくあるアイデアには...Qc7、...b5、...Bb7、条件が整ったときの...d5がある。
その代償は時間である。黒が柔軟なポーンの手を指す間に、白は駒を展開してスペースを得られる。重要な応手の一つがc4で、白のポーンをc4とe4に並べてd5を支配し、解放の...d5を実現しにくくする。そのためカンでは、ただ待つのではなく、忍耐強く積極的に守ることが求められる。
...は選択肢を保つが、白にでスペースを得る余地を与える
1
2
3
4
5
6
7
h8
g
f
e
d
c
b
a
4...はカンを選ぶ手である。を支配し、のナイトの行き先を決めずにクイーンサイドでの拡張を準備する。
カンは即時の展開より柔軟性を選ぶ
...によって体系が決まるが、黒のどちらのナイトもまだ展開されない。
では、黒のナイトはすでにc6にいる。カンの特徴的な局面ではb8に残り、選択肢を保つ一方で展開が遅れる。
よくある混同
カンとタイマノフ
どちらも多くの場合...e6で始まる。カンは...Nc6を指さずに...a6とすることが目印で、タイマノフは先にナイトをc6へ展開する。
用語を見る出典
- 1.Sicilian Defense: Kan Variation, Chess.com
- 2.B41-B43 Sicilian, Kan variation, 365Chess
- 3.Sicilian Defence, Wikipedia
