解説
ナイドルフはオープン型ので生じます。白がd4と指し、黒のc5のポーンがそれを取り、その後に白のナイトがd4で取り返します。これにより黒はcポーンを白のdポーンと交換し、黒のポーンがない縦のラインをルークが利用できるセミオープンのcファイルを得ます。ナイドルフを定義する手は...a6です。
ナイドルフを定義する手
1
2
3
4
5
6
7
h8
g
f
e
d
c
b
a
は白の駒が利用を狙えるマスです。
...の前
オープン・シシリアンの構造はすでにできていますが、黒はまだaポーンを動かしていません。
...a6が重要な理由
- a6のポーンはb5を支配し、白のナイトやビショップが、ときにはチェックを伴ってそのマスへ安定して入り込むのを防ぎます。
- クイーンサイドでの...b5による拡張を準備します。
- e7のポーンの前進先をまだ決めないため、後にe5へ進めてスペースを得るか、e6へ進めてよりコンパクトな構造を築けます。
...の選択
1
2
3
4
5
6
7
h8
g
f
e
d
c
b
a
のポーンはのナイトを攻撃し、ナイトは移動しなければなりません。
より多くのスペースと弱点になり得るマス
この代表的な局面は6.Be3 の後に現れます。黒はスペースを得ますが、に注意しなければなりません。
...の選択
1
2
3
4
5
6
7
h8
g
f
e
d
c
b
a
のポーンはを支配し、...のブレイクの準備に役立ちます。
よりコンパクトな構造
6.Be3 の後、黒はeポーンをより慎重な位置に置き、展開を続けます。
この柔軟性が、バリエーションの強さと難しさの両方を説明します。白は大きく異なる展開方式を選べ、多くの場合キングを攻撃します。一方、黒はcファイル、センター、クイーンサイドでカウンタープレーを狙います。ナイドルフには膨大な理論がありますが、基本的な発想は暗記そのものではありません。...a6でb5を制限し、中央ポーンの配置を決める時期を黒が遅らせられることにあります。
用法と背景
このバリエーションはグランドマスターのミゲル・ナイドルフにちなみ、長年にわたり1.e4への応手として最も研究され、広く使われてきたものの1つです。
出典
- 1.Sicilian Defense: Open, Najdorf Variation, Chess.com
- 2.Sicilian Defence, Najdorf Variation, Wikipedia
