シリ・システム

非常に大規模な通信チェス大会で、事前に定めた数式により各参加者へ限られた相手を割り当てる方式。

解説

シリ・システムを使うと、完全総当たりが現実的でないほど多数の参加者を一つの大会にまとめられる。全員がほかの全員と対局する代わりに、所定の式が大会全体から各選手へ限られた数の相手を割り当てる。

対戦相手の配分方法

参加者は一つまたは複数の閉じた円に配置され、最後の番号の次は最初の選手へ戻る。その順序上で指定された距離にいる相手を式が選び、色も配分する。初期配置がペアリングへ影響するため、結果は半ランダムと呼ばれる。ただし、相手を自由な無作為抽選で選ぶわけではない。原則と式が定まれば、割り当ても決まる。

  • 各選手が大会全体の一部としか対局しないため、総当たりではない。
  • 現在の得点に応じてラウンドごとに相手を再計算しないため、スイス式でもない。
  • 共通の対戦相手を少なくし、非常に大きな参加者集団へ組み合わせを広く分散するよう式を設計できる。

選手ごとに対戦相手が完全には同じでないため、最終順位には日程の強さを測るタイブレークが必要になることがある。国際通信チェス連盟、略称ICCFは、この場面でを使う。ブッフホルツは対戦相手の獲得得点を合計し、カット方式では相手の得点のうち最も低い一つまたは二つを除外する。

よくある混同

半ランダムは即興という意味ではない

初期配置は影響するが、対戦相手は大会前に固定され、一貫して適用される式から決まる。

出典

  1. 1.Silli System Description, International Correspondence Chess Federation (ICCF)
  2. 2.ICCF Definitions and Acronyms, International Correspondence Chess Federation (ICCF)
  3. 3.ICCF Rules (Valid from 1 January 2026), International Correspondence Chess Federation (ICCF)

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