解説
テーブルベースとは少数駒のエンドゲームを事前計算したデータベースである。局面を推定する代わりに、定められた規則の下での正しい結果を保存する。WDL値はwin、draw、lossの略で、その局面が勝ち、引き分け、負けのどれかを答える。
結果は手番側の視点で示される。テーブルベースへの照会が勝ちを返すなら、その手番側は許されるすべての防御に対して勝利を強制できる。したがって、すべての駒が同じマスにあっても、手番が変われば分類も変わり得る。
Syzygyテーブルベースは、基本の三つの結果を五つの値へ細分する。勝ち、引き分け、負けに加えて、50手ルールが介入する前に勝ちへ移行できない可能性のある呪われた勝ちと、そのルールによって負け側が引き分けを救える可能性のある祝福された負けを区別する。このルールは捕獲もポーン手もない状態が長く続くことを制限する。
WDLは残り手数、最も簡単な経路、目標への進展を最もよく保つ手を示さない。ポーン単位の近似評価でもない。テーブルベースが対応する局面と条件の範囲内での正確な分類である。局面を分析するプログラムであるは、同じ結果を持つ複数の手から選ぶ際、ほかの情報と組み合わせることがある。
用法と背景
WDLを解釈する前に、どちらの手番か、テーブルベース照会が規則をどう扱うか、その局面の駒構成が対象範囲に含まれるかを確認する必要がある。
よくある混同
勝ちは即時メイトを意味しない
WDLが勝ちとする局面は正しいプレーで結果を保証するが、勝利に必要な手順は非常に長い場合がある。
WDLとエンジンスコア
WDLは正確な結果を分類する。通常のエンジンスコアは推定であり、尺度はプログラムによって異なる。
出典
- 1.Chess endgame database (tablebase) generator, Ronald de Man
- 2.Syzygy endgame tablebase probing, python-chess
