解説
世界コンピュータチェス選手権は通常WCCCと略され、自らチェスの手を選ぶプログラムまたはコンピューターシステム同士の競技だった。とは、局面を分析して指す手を決めるソフトウェアである。通常のコンピューターで動作する場合も、特定の計算を高速化するために設計された物理部品である専用ハードウェアを使う場合もある。
システムの登録、機器の準備、技術手順の遵守には人間が必要だったが、対局中にプログラムの代わりにチェスの手を選ぶことはなかった。各大会の規則が、許される人間の介入を定めていた。
性能に影響し得た資源
- 変化手順を探索し、局面を推定する方法を含むプログラムコード。
- プロセッサー、メモリー、必要に応じてグラフィックスカード。
- 序盤の局面と着手を準備したコレクションであるオープニングブック。
- 少数駒のエンドゲームを解く事前計算済みファイルであるテーブルベース。
各大会には参加システムと、各ラウンドでどのシステム同士が対戦するかを示す組み合わせがあった。持ち時間は時計上で使える考慮時間を定め、規則はタイブレークと優勝システムも規定した。第1回WCCCは1974年に行われた。50年後の2024年大会は、ICGA世界コンピュータチェス選手権の最終大会として発表された。したがってWCCCは現在、恒久的なエンジン・レーティング表や人間対機械の単独公開対局ではなく、歴史的な選手権シリーズを指す。
用法と背景
公表されたハードウェア仕様は結果の解釈に役立つ。同じプログラムでも、計算資源が異なれば性能が変わり得るためである。
よくある混同
プログラムとコンピューター
プログラムは指し手を決める方法を提供し、コンピューターはそれを実行する物理資源を提供する。選手権では両方が性能に影響し得た。
歴史的シリーズと現行大会
ICGAのシリーズは2024年大会で終了した。この用語は引き続き、選手権、その各大会、歴史的遺産を指す。
出典
- 1.WCCC 2022, International Computer Games Association
- 2.2024 world computer chess championships: The end of an era 1974–2024, ICGA Journal / SAGE
- 3.The 2024 World Computer Chess Championship, WCCC 2024, Santiago de Compostela, Spain, October 21–23, 2024, ICGA Journal / SAGE
