解説
Basic Chess Endingsは、BCEとも略されるルーベン・ファインの著書で、初版は1941年に刊行された。エンドゲームとは盤上の駒が少なくなった局面で、ポーンの昇格、キングの活用、昇格へ進むポーンの阻止などが勝敗を左右しやすい段階を指す。本書は、ポーン、ルーク、クイーン、ビショップ、ナイトなど、盤上に残る戦力別に局面と手法を整理している。
最大の価値は参考書として使える点にある。読者は特定のエンドゲーム群を探し、実戦的な原則、典型局面、具体的な変化を学べる。パル・ベンコーによる改訂版では分析が更新され、本文もへ変更された。これは各マスを文字と数字で示す現代的な記録方式である。
題名のBasicは、すべての内容が初歩的だという意味ではない。本書は非常に広い分野を扱おうとしており、正確な読みを必要とする局面も多い。また版ごとに内容が同一とは限らず、引用や結論がファインの原著に由来する場合も、後の改訂に由来する場合もある。効果的に学ぶには、使用している版を確認し、局面を実際の盤に並べるとよい。
よくある混同
初心者専用の本
題名に反して、内容が密で慎重な分析を要する章も多い。
どの版も同じ内容
パル・ベンコーの改訂では分析と表記法が変更されたため、どの版が引用されているかが重要になる。
出典
- 1.Basic Chess Endings, D. McKay Company / Google Books
