解説
ではキングとルークを一つの手として動かすため、2つの着手を書かず特別な形で記録します。で使う棋譜表記では、キングサイドをO-O、クイーンサイドをO-O-Oと書きます。
文字はマスを示したり駒数を数えたりするものではなく、視覚的な慣例です。標準チェスではO-Oの後にキングがgファイル、ルークがfファイルへ移ります。O-O-Oの後はキングがcファイル、ルークがdファイルへ移ります。
大文字Oか数字のゼロか
慣例は状況によって異なります。PGN仕様では大文字Oを使いますが、FIDE競技規則の棋譜表記付則では数字のゼロを使って0-0、0-0-0と示します。どちらも同じキャスリングを表しますが、棋譜用紙、書籍、プログラムが求める形式に従う必要があります。
キャスリングによってチェックまたはメイトになる場合、対応する記号を付けてO-O+やO-O-O#と書けます。この記号は着手の効果を示し、キャスリング自体の意味は変えません。
よくある混同
O-Oと0-0
PGNでは文字Oを使い、FIDEの印刷された棋譜用紙ではゼロを使います。表す手は同じです。
出典
- 1.FIDE Laws of Chess taking effect from 1 January 2023, FIDE
- 2.Portable Game Notation Specification and Implementation Guide, Steven J. Edwards
