解説
チーフアービターは、大会の審判業務を指揮する。ほかのアービターを調整し、チェス規則と大会規定が適用されるよう努め、自身の段階まで上げられた問題を解決し、異なる競技エリアやラウンドでの判断に一貫性を保つ。
正確な担当範囲は大会によって異なる。競技会場の監督、アービター・チームの編成、規則の解釈、結果の確認、誰と誰が戦うかを決めるペアリング、クロック、行動、タイブレーク問題の処理などが含まれ得る。アービター・タイトル申請に使える実務証明書であるアービター・ノームを発行する大会では、規則に従いチーフアービターが発行または署名する。
チーフアービターは役職であり、タイトルではない。 FIDEアービターまたはインターナショナル・アービターのタイトルを持つ人が、特定大会のチーフアービターへ任命されることがある。任命は大会の水準と規則による。国際チェス連盟の大規模な公式大会では、資格条件と任命に固有の手続きがある。
上訴委員会がある場合、正式な上訴はチーフアービターが決定を出した後にのみ提出できる。これは、委員会がチーフアービターの日常的な上司になるという意味ではない。チーフアービターは大会運営を続け、委員会は上訴された問題だけを審査する。
よくある混同
大会での役職とアービター・タイトル
チーフアービターは大会で担う役職名である。FIDEアービターとインターナショナル・アービターは個人資格である。
チーフアービターと主催者
主催者は大会を計画し運営する。チーフアービターは競技面と規則適用を率いるが、両者は連携する必要がある。
