解説
クローズド・ルイ・ロペスは、1.e4 e5 2.Nf3 Nc6 3.Bb5 a6 4.Ba4 Nf6 5.O-O Be7で到達する。黒はf8のビショップを展開してキャスリングを準備するが、白のe4のポーンをすぐには取らない。センターのポーンは数手にわたって向かい合ったままになることが多い。
5...Be7はを取らずに緊張を保つ
黒はセンターの緊張への対処法を選ぶ
のナイトはすでにを攻撃している。黒は取ってオープン・ルイ・ロペスへ入ることも、まだセンターを解消せずビショップを展開することもできる。
クローズドとは、局面が決して開かないという意味ではない。序盤ではセンターの緊張が保たれ、ビショップやルークの進路にまだポーンがあるという意味である。両者は多くの場合、d4、...d5、...c5のようにセンターを変えてラインを開くポーンの前進、つまりブレイクを行う前に駒を改善する。
典型的なプラン
- 白は通常、e4を支えるRe1、d4を準備するc3を指し、b1のナイトをd2、f1経由でg3へ運ぶ。このように複数手を計画的につなげる移動をマヌーバーという。
- 黒は通常、...b5でスペースを得て、...d6でe5を守り、キャスリングしたあと、c6のナイトをどう再配置するか、いつセンターへ打撃を加えるかを決める。
- は早い段階で...d5とブレイクし、とはよりゆっくりしたマヌーバーを用いる。
同じ構造から大きく異なるプランを選べる
9.のあとに長期的なマヌーバーが始まる
白はセンターを準備して駒を再配置する。黒はのナイトの行き先、またはのビショップの展開先によってシステムを選ぶ。
クローズド・ルイ・ロペスは幅広い一群であり、終局まで繰り返すべき一つの手順ではない。わずかな手順の違いによって、特定のプランが可能になったり不可能になったりする。ポーン構造の理解が重要で、配置の悪い駒は必要なサイドへ移るまでに何手もかかる場合がある。
直接的な別案はで、黒は5...Nxe4と指して、はるかに早くセンターの状況を明確にする。クローズド・ルイ・ロペスでは戦いが先送りされるが、ポーンのブレイクが実行されると非常にタクティカルになることがある。
よくある混同
クローズドと恒久的な閉塞
クローズドな局面では、その時点で自由なラインが少ない。永久に閉塞しているとは限らず、ポーンの前進や交換一つで急速に開くことがある。
クローズド・ルイ・ロペスとルイ・ロペス全体
には黒の多くの応手が含まれる。クローズドという名称は、5...Be7を指す具体的な分岐に用いられる。
用語を見る出典
- 1.Ruy López Opening: Morphy Defense, Closed, Chess.com
- 2.Ruy Lopez, Wikimedia Foundation
