解説
各プレイヤーの時間を別々に計るを使う対局では、駒を動かして手を離しただけでは、必ずしも着手が完了したことにならない。通常、プレイヤーは自分側の時計を押し、自分の時間を止めて相手の時間を開始する必要がある。盤上で動かしてから時計を押すまでの時間も、着手したプレイヤーの持ち時間に含まれる。
この区別が重要なのは、規則が完了の時点に特定の効果を結び付けているからである。規則に反する反則手は、プレイヤーが時計を押した時点で完了したとみなされ、その後に直前の局面が復元され、が適用されることがある。時計を押す前は、意図的に最初に触れた駒を動かすよう求めることがあるタッチムーブの規則によって、着手をどう修正すべきかが決まる場合がある。
着手が完了するその他の場合
- チェックメイト、つまり攻撃されたキングに合法な応答がない状態や、ステイルメイト、つまり手番側に合法手がなくキングはチェックされていない状態など、その着手で対局が直ちに終了する場合、時計を押さなくても着手は完了する。
- 以前の着手後に時計を押さなかったプレイヤーが、その後に自分の次の着手を行った場合、以前の着手は完了したものとみなされる。
よくある混同
実行済みの着手と完了した着手
盤上での物理的な動作が正しく終わると着手は実行済みになる。時計を使う対局では、通常、時計を押して初めて完了する。
出典
- 1.Article 6: The Chessclock, FIDE Rules Commission
- 2.Glossary of Terms in the Laws of Chess, FIDE Rules Commission
- 3.Article 7: Irregularities, FIDE Rules Commission
