解説
位置のずれた駒とは、事故や物理的な接触によって正しい場所から動いてしまった駒である。二つのマスの間に載っている、横倒しになっている、床へ落ちている、またはプレイヤーが着手する意図なく別のマスに置かれている場合がある。これは、つまり盤面が正しい物理的状態から外れた問題である。
一つ以上の駒をずらしたプレイヤーは、自分の持ち時間を使って正しい局面へ戻さなければならない。正しいマスが不明な場合、どちらのプレイヤーも時計を止め、規則を適用する審判に助けを求められる。審判は、特定できる最後の局面を復元し、時計または押下カウンターを調整し、必要なら罰則を科すことができる。
駒の位置が対局に影響する場合、急いだ合意でマスを推測してはならない。また、駒がずれたからといって、必ず、つまりいかなる合法手の連続でも到達できない局面になるわけではない。正しい状態を復元できるなら、問題は履歴上の合法性ではなく復元にある。
よくある混同
位置のずれた駒と反則手
駒のずれは偶発的で、着手をまったく表していないことがある。反則手は、駒の動きの規則に反する、または自分のキングをチェック状態に残すプレイである。
出典
- 1.Article 7: Irregularities, FIDE Rules Commission
- 2.Glossary of Terms in the Laws of Chess, FIDE Rules Commission
