解説
Elo制度では、プレイヤー間のレーティング差から算出した期待スコアと実際の対局結果を比較します。計算上、勝ちは1、引き分けは0.5、負けは0です。格上と見なされる相手への勝利は、はるかに格下の相手への勝利より期待値を大きく上回るため、通常はより多くのポイントを得ます。
国際チェス連盟(FIDE)の制度では、実際のスコアから期待スコアを引き、その結果にK係数を掛けます。K係数はレーティングが変動する速さを決める値です。負けでは効果が逆になり、引き分けでもどちらが有利と予想されていたかによって増減します。複数局の変動は合算され、該当するレーティングリストで公表されます。
Eloは、特定のリストとプレイヤー集団における相対的な位置を示します。勝率ではありません。また、その数値だけで知識、棋風、特定の一局の質を測ることもできません。FIDE、各国連盟、オンラインプラットフォームでは、計算式、更新周期、対象プレイヤー集団が異なる場合があります。そのため、異なる制度の同じ数値が、同じ実力を保証するわけではありません。
用法と背景
この制度名は、物理学者でチェスプレイヤーでもあったArpad Elo(アルパド・イロ)に由来します。米国チェス連盟は1960年、FIDEは1970年に採用しました。レーティングは参加者の順位付けや成績の追跡に役立ちますが、のような称号は独自の要件を持つ公式な認定であり、Eloの数値を別の言葉で表したものではありません。
