解説
レーティング・フロアは、選手の競技力を推定する数値であるレーティングに適用される下限である。正確な意味は組織によって異なる。たとえばUS Chessでは、選手に個人フロアが設定されることがあり、その後の成績が悪くても公式レーティングはその値を下回らない。制度は確定した最高レーティングからフロアを算出し、特定の賞やOriginal Life Masterタイトルなどについて特別規則も設けている。
国際チェス連盟のFIDEは異なる仕組みを採用している。現在のスタンダード・レーティングリストでは1400が公表下限である。新しいレーティングは1400以上でなければならず、公表済み選手が1400を下回ると、次のリストではレーティングなしとして表示される。これは運用上の下限に似ているが、US Chess型の恒久的な個人フロアではない。
さらにFIDEのタイトル規定は、タイトル・ノームの計算で調整後レーティング・フロアという表現を用いる。ここでは選手本人のレーティングを制限しない。厳密な条件の下で、レーティングが非常に低い対戦相手一人を、ノーム計算のためだけに所定の最低レーティングとして扱えるようにする。したがって、この表現は該当する規則の文脈で読む必要がある。
用法と背景
フロアは組織によって、セクション参加資格、レーティング計算、タイトル・ノームの評価に影響することがある。
よくある混同
個人フロアと公表下限
個人フロアは公式レーティングが一定値より下がるのを防ぐ。FIDEの1400という下限はスタンダード・レーティングを公表するかどうかを決めるもので、恒久的な個人フロアではない。
レーティング・フロアとパフォーマンス・レーティング
フロアは規定上の下限である。は、得点と対戦相手の強さから、一連の対局で示した水準を推定する。
