解説
マイ・システム は、ドイツ語で Mein System として刊行されたアロン・ニムゾヴィッチの最も有名な著書である。1920年代に最初は分冊形式で発表され、最初の英訳は1929年に刊行された。目的はオープニングの一覧を教えることではなく、オープニングの後、駒数が少なくなるエンドゲームの前にあたる中盤、ミドルゲームの戦略を考える枠組みを示すことにある。
本書を読むための中心概念
- パスポーン :同じファイルにも隣接するファイルにも、前方を阻む相手のポーンがないポーン。ニムゾヴィッチは、その前進を制限しブロッケードする方法を論じる。
- ブロッケード :相手のポーンの直前に駒を置いて前進を止めること。特にパスポーンに対して重要な考え方である。
- ポーンチェーン :斜めにつながり、互いを守るポーンの集まり。本書は、そのチェーンの根元を攻撃し、前進を制限する方法を考察する。
- オープンファイル :ポーンが一つもない盤上の縦列。ルークの侵入路になり得る。
前進を止める
8
7
6
5
4
3
2
a1
b
c
d
e
f
g
h
のポーンの前方には、c、d、eファイルの黒ポーンがいません。
ポーンとブロッカー
の白ポーンは、前方のc、d、eファイルに黒ポーンがいないためパスポーンです。黒ナイトが直前の進行先 を占め、ブロッカーとして働いています。
本書は歴史的に重要で大きな影響を与えたが、すべての記述を現代でも絶対的な法則として扱うべきではない。一部の表現には当時の言葉遣いや理論が反映されている。長く残る価値は、制限、重要なマス、ポーン構造、そして局面から生まれるプランに目を向ける方法を教える点にある。 のようなオープニング資料や、 のような定期刊行のコレクションとは異なる種類の書物である。
出典
- 1.Nimzowitsch's My System, Edward Winter, Chess Notes
