解説
ニューヨーク 1924は3月16日から4月18日まで、エリート選手11人を集めて行われた。2回総当たり方式を採用し、各組み合わせが通常は白黒を替えて2度対戦した。そのため各選手は20局を指し、大会全体では110局となった。
エマヌエル・ラスカーが20局中16点で優勝した。ホセ・ラウル・カパブランカは14.5点で2位、アレクサンドル・アレヒンは12点で3位だった。チェス史の異なる時期を代表する3人の世界王者がそろったことと、王座を退いた後も非常に強かったラスカーの勝利が、大会の名声の大きな理由である。
アレヒンは後に、広く研究される大会書を著した。大会書は棋譜を保存し、判断、別案、重大局面への注釈を加えるため、最終順位表以上の情報を記録する。こうしてニューヨーク 1924は、その時代のチェスを研究する長期的な資料となり、の直前の先例ともなった。
エマヌエル・ラスカーとエドワード・ラスカーの双方が出場した。姓は同じだが別人である。エマヌエルは元世界王者、エドワードはドイツ生まれで米国を拠点とした強豪マスターだった。
よくある混同
エマヌエル・ラスカーとエドワード・ラスカー
両者は同じ大会に出場し姓も同じだったが、近い親族でも同一人物でもなかった。エマヌエルは元世界王者で、エドワードも著名なマスターだった。
出典
- 1.New York, 1924, Chess Notes (Edward Winter)
- 2.New York 1924, 365Chess.com
