解説
ペトロシアン・バリエーションは、白のa2ポーンをa3へ進めることで始まります。ではポーンの手は到達マスだけで書くため、4.a3は白が4手目にa3を指したことを意味します。このポーンはb4を支配し、黒のビショップがそこへ出て将来c3に置かれるナイトをピンするのを防ぎます。この種の手を予防手と呼びます。直ちに脅威を作るのではなく、自分のプランを実行する前に相手の有用な選択肢を消す手です。
論理的な続きはNc3で、その後にe4が続くことがよくあります。白は可動センター、つまりまだ前進してスペースを得られるセンターポーンの集団を築こうとします。a3の利点は、c3のナイトが自由を保つことです。代償は1テンポです。白が端のポーンを動かす間に、黒は...Bb7または...Ba6で展開し、...d5または...c5でセンターへ挑めます。
黒の応じ方
- ...Bb7はe4への圧力を強め、白にセンターの前進を慎重に準備させます。
- ...Ba6はc4を攻撃し、白のクイーンまたはポーンをその守備に向かわせることがあります。
- ...d5または...c5は、白がセンターを整え終える前にそこへ挑みます。
a3に価値があるのは、白が得た自由を活用するときだけです。Nc3とe4をいつまでも遅らせれば、投じたテンポを正当化できない場合があります。と比べ、ペトロシアンは最初から...Bb4を消すため、やや遅い展開を受け入れます。
よくある混同
a3はクイーンサイド攻撃ではない
主な目的は...Bb4を防いでナイトの展開を準備することであり、ポーン攻撃を始めることではありません。
出典
- 1.Lichess chess-openings dataset — ECO volume E, Lichess
- 2.Queen's Indian Defense: Petrosian Variation, Chess.com
- 3.Queen's Indian Defense, Chess.com
