解説
では、d5はdファイルの5段目にあるマスである。スカンディナヴィアン・ディフェンスは、白がキング前のポーンを最初に進めた手にd5で応じる。黒ポーンはe4の白ポーンを直ちに攻撃するため、白は早い段階で取る、進める、守るのどれかを決めなければならない。この直接的な衝突によって、多くのほかのディフェンスより早く中央が開くことが多い。
クイーンでの取り返しは、ポーンを回収するために1テンポを受け入れる
1
2
3
4
5
6
7
h8
g
f
e
d
c
b
a
1...は黒ポーンをを攻撃できるマスへ進め、白に早く中央の形を決めさせる。
黒は初手からに挑む
スカンディナヴィアンは1.に対し、中央で直ちに衝突する。
最も分かりやすい進行は、白がd5で取り、黒がクイーンで取り返す形である。その後、白のナイトがc3へ出てクイーンを攻撃することが多く、クイーンはもう一度動かなければならない。白は駒を展開しながら脅威を作る一手を使ったことになる。黒はポーンを取り返して明快な局面に入る代わりに、クイーンを余分に動かすことを受け入れる。もう一つの主要な方法は、取り返しを遅らせてg8のナイトをf6へ動かすことである。
2...Nf6はクイーンの露出を避け、白にスペースを許す
1
2
3
4
5
6
7
h8
g
f
e
d
c
b
a
2...Qxd5は今すぐポーンを取り返すが、3.Nc3に攻撃を伴って展開させる。
同じ局面でポーンを取り返す方法は二つある
黒は、直ちに駒の損得を均衡に戻すか、クイーンを露出させずに展開するかを選ばなければならない。
両陣営が管理すべきこと
- 白は、自らの局面を弱めるポーン前進でクイーンを追い回すのではなく、脅威を伴って駒を展開する手を活用すべきである。
- 黒はクイーンを安全なマスに置き、残りの駒を素早く展開し、中央が開いている間に展開で遅れないようにしなければならない。
用法と背景
スカンディナヴィアンは、現代チェスのルールで指された現存する最初期の対局の一つに登場し、15世紀末のバレンシア語の詩『Scachs d'amor』に記録されている。
出典
- 1.Scandinavian Defense - Chess Openings, Chess.com
- 2.Scandinavian Defense, Wikipedia
- 3.Opening: Scandinavian Defense, Lichess
