解説
Nは理論的新手を示します。オープニング理論とは、公開された対局、分析、研究された手順から蓄積された序盤の着手に関する知識です。この記号は、注釈者がその知識からの新しく重要な逸脱とみなす最初の着手のそばに置かれます。
新手は常に、参照資料と時点に対して相対的です。あるデータベースにない過去の対局が別のデータベースには含まれることがあり、公開対局に現れる前から分析されていた手もあります。そのためNは、そこから新しい内容が始まるという編集上の主張を伝えますが、その手を過去に誰も指したり検討したりしていないことまでは証明しません。
この記号は着手の質を評価しません。新手は強い場合も、疑わしい場合も、悪い場合もあり、別の記号が併記されることがあります。英語のではNがknight、つまりナイトの略にもなりますが、完了した着手のそばでの位置と文書の書式によって両者を区別できます。
よくある混同
史上初めて指された手
この記号は参照した対局集と注釈日によって変わります。その資料に対して新しいという意味であり、歴史上絶対に初めてだという証明ではありません。
出典
- 1.System of Signs, Chess Informant / ChessBase
- 2.NAG Values, Scid vs. PC
- 3.ChessBase for Coaches: Finding Novelties, ChessBase
