解説
ポーンは通常と同じマスから始まります。それ以外の白駒は、キングが2つのルークの間にあること、ビショップが異なる色のマスに1つずつあること、黒駒が対応する白駒の正面にあること、という3条件を満たして第1ランクに配置されます。この制約から、標準チェスの配置を含む960通りの初期配置が生まれます。
配置後の駒の動きと取り方は通常のチェスと同じで、相手キングを攻撃し、合法な応手を一つも残さないチェックメイトが引き続き目標です。
未知の初期配置によって具体的な手順の暗記は役立ちにくくなりますが、駒を初期位置から有効な場所へ出す展開、駒同士の連係、キングの安全といった考え方はなくなりません。駒が通常とは異なる形で活動的、ふさがれた状態、または攻撃にさらされた状態から始まるため、各局面を初手から評価する必要があります。
キャスリング後の配置
主なルール上の違いはです。g側のキャスリングと呼ばれるO-Oの後、キングはg1またはg8、ルークはf1またはf8に移ります。c側のO-O-Oの後、キングはc1またはc8、ルークはd1またはd8に移ります。キングとルークの開始位置が異なっていても、終了するマスは固定です。局面によっては、どちらか一方の駒しか移動しないこともあります。
キャスリングするには、キングと選んだルークが一度も動いていない必要があります。両駒の移動経路に必要なマスは、その2駒を除いて空いていなければなりません。キングがチェックされているとき、攻撃されているマスを通過するとき、攻撃されているマスで終わるときは実行できません。駒をドラッグまたは選択する操作はプラットフォームによって異なりますが、ルール上の結果は同じです。
用法と背景
ボビー・フィッシャーは1996年に、この形式をFischer Random Chessという名称で公に発表しました。960という数字は、可能なすべての初期配置を表します。Freestyle Chessは、一部の大会がChess960の競技に用いる現代的な呼称です。
