解説
カルポフ対カスパロフ 1984は、王者アナトリー・カルポフと挑戦者ガルリ・カスパロフによる世界選手権マッチである。1984年9月9日にモスクワで始まり、対局数に上限はなく、先に6勝した選手がマッチを制する条件だった。ドローは勝利に数えられないため、どちらかが6勝に達するまで続く予定だった。
カルポフは第27局後に5-0とリードしたが、6勝目を挙げられなかった。カスパロフは長いドローの連続をしのぎ、その後3勝して勝数を5-3とした。48局のうち40局がドローとなった後、国際チェス連盟FIDE会長フロレンシオ・カンポマネスは、長期化と選手の状態を理由に、1985年2月15日に対局を打ち切った。マッチは未完で結果なしと記録された。
明示された勝利条件が満たされる前に競技を止めたため、この決定は今も論争の対象である。カスパロフがこのマッチに勝ったわけではない。カルポフは1985年に新たな24局制マッチが行われるまで王座を保持し、その再戦をカスパロフが制して世界王者となった。カスパロフはにつながる旧制度を通じて1984年のマッチへ進み、後にを戦った。
よくある混同
カスパロフが1984年に勝った
1984年のマッチは結果なしで終わり、カスパロフが勝ったのは1985年に行われた新たなマッチである。
5-3が通常の最終結果
これは打ち切り時点の勝数であり、カルポフの公式なマッチ勝利ではなかった。
出典
- 1.Table used in the 1984 World Championship Match Karpov vs Kasparov, FIDE Open Chess Museum
- 2.The Termination, Chess Notes (Edward Winter)
