解説
ロマニシン・バリエーションはg3で始まります。これは白のgポーンを1マス進める手です。白はフィアンケットを準備します。キング側のビショップをg2へ展開し、中央とクイーンサイドへ向かう長いダイアゴナルを見通す配置です。eポーンは当面開始位置に残るため、白はいくつかの中央の選択肢を保ちます。
その柔軟性には代償があります。g3はc3のナイトへのピンを解消しません。ナイトを動かすとb4のビショップからキングへ向かうダイアゴナルが開くためです。また、この手は中央を占めません。黒はcポーンまたはdポーンで打撃を加え、ビショップをナイトと交換するかもまだ選べます。白はフィアンケットと素早い展開を組み合わせる必要があります。
白が先にキング側のナイトをf3へ展開し、その後g3と指しても同じ局面が生じることがあります。これによりロマニシンはとつながります。別の手順で同じ局面へ到達することをトランスポジションと呼び、そこからは経路の名称より構造と駒の方が重要です。
よくある混同
ロマニシンとスリー・ナイツ
ロマニシンは早いg3で見分けられます。先にナイトがf3へ進むと、同じ構造へスリー・ナイツから到達することがあります。
用語を見る出典
- 1.Nimzo-Indian Defense: Romanishin-Kasparov System, Chess.com
- 2.Nimzo-Indian Defense, Chess.com
- 3.Lichess chess-openings dataset: ECO volume E, Lichess
