解説
実戦的チャンスは、実戦条件で優位を勝ちへ変えること、または局面を守ることがどれほど難しいかを表す。人間には時間制限があり、可能な手順をすべて読めず、ミスもする。そのため、双方の最強の応手に基づくが変わらなくても、客観的には負けの局面に、相手の仕事を難しくする現実的な方法が残ることがある。
実戦的チャンスを生むもの
- 正確な応手を要求する能動的な脅威。
- 特に残り時間が少ない場面での、複数の難しい決断。
- 両キングに危険がある、見慣れない局面や不均衡な局面。
- 隠れた手段、ポーン配置の変化、または局面を別種の問題へ変えるフェーズの移行。
実戦的チャンスは盤上の真実を変えない。客観的に劣る手でも、対局を救う唯一の現実的な道を作るなら、実戦的に妥当な選択になり得る。ただし、より早く負ける可能性もある。必要な結果、相手が直面しそうな難しさ、時計とリスクを比較しなければならない。
不明確な局面では、双方に多くの実戦的チャンスがあることが多い。明らかな負け局面では、通常、守る側が簡単に負ける代わりに難しい課題を相手へ突き付けようとする。
よくある混同
客観的にも健全な局面
実戦的チャンスがあるとは、相手がミスしたり難しい選択に直面したりし得るという意味であり、最善のプレーに耐える局面だという意味ではない。
無作為に指すこと
実戦的な決断にも理由が必要である。希望だけに頼らず、検証できる脅威、選択、手段を作らなければならない。
出典
- 1.How to save a lost game, ChessBase
- 2.New: Making the right decisions in chess - Fundamentals, ChessBase
