解説
静穏性エラーは、計算を早く止め過ぎ、まだ安定していない局面を評価したときに起こる。チェック、捕獲、取り返し、具体的な脅威によって結果が変わり得るのに、頭の中では変化が終わったものとして扱ってしまう。
典型例は、ある捕獲を読み、自動的に取り返されると仮定してそこで止めることだ。予想した取り返しの前に挿入される中間チェックが、テンポを稼いで手順を一変させる場合がある。逆のことも起こる。駒を捨てたように見えても、数手の強制手の後にそのマテリアルを取り戻し、さらに利益を得ることがある。
まだ評価してはいけない兆候
- いずれかのキングが、まだ即時のチェックにさらされている。
- 攻撃を受けた駒が残っている、または取り返されていないマテリアルがある。
- 応答を強制する直接的な脅威が残っている。
- 直前の手によって、ライン、守り駒、逃げ道のマスが変わった。
対処法は、評価できるほど安定したまで読み進め、双方の最も強制力のある応手をもう一度確認することである。無限に計算するという意味ではない。強制手順が未解決の間は判定を保留するという意味である。案が失敗すると証明するは、計算を止めた地点のすぐ先に隠れていることが多い。
よくある混同
あらゆる計算ミス
静穏性エラーは限定的な概念である。単に読みを誤るのではなく、即応を要求する手を解決する前に計算を止めることが問題となる。
十分な手数を読まないこと
単純な手数は決定的ではない。短い変化でも安定している場合があり、長い変化でも戦術的に不安定な場合がある。
出典
- 1.Definitions, Dan Heisman Chess Lessons and Author
- 2.The Immortal Quiescence Error Game, ChessCafe.com
