解説
2枚の余分なポーンがあるため、このエンディングは勝ちになることが多いが、 勝利が保証されるわけではない 。守備側のルークは遠くからチェックし、後方からポーンを攻撃し、前進したポーン2枚と引き換えに自らをサクリファイスできる。そのため、ルークとポーン対ルークの理論を2回適用するだけでは不十分である。
最初に評価すべきなのは連携である。隣り合うファイルにいて互いを支えられる連結ポーンは、同じファイルに重なったダブルポーンより通常は前進しやすい。攻めるキングの近さ、両ルークの活動性、守るキングの位置、横からチェックするために確保できる距離も重要である。
協力して働く2枚のポーン
8
7
6
5
4
3
2
a1
b
c
d
e
f
g
h
のポーンが のポーンを守る。
支えと遮蔽
のポーンが のポーンを守る。同時に は の黒ルークと の白キングの間を遮り、連結した構造が支えと遮蔽を兼ねられることを示す。ただし、それだけで結果が決まるわけではない。
主なプラン
- 強い側は通常、ポーンを進める前にキングを改善し、2枚を連結したままにする。一方のポーンをチェックからの遮蔽物として使い、もう一方の前進を準備することもある。
- 守る側は即座の活動を求める。横や後方からのチェック、後ろにいるポーンへの攻撃、2枚のポーンと引き換えにルークを渡す機会が中心となる。
- 有利な変換では、1枚のポーンや一部の活動性を手放して、本当に勝てる1ポーンのエンディングへ移行する。 などの手段は、その結果生じる一部の局面を評価する助けになる。
まず後方のポーンを攻撃する
8
7
6
5
4
3
2
a1
b
c
d
e
f
g
h
の黒ルークは のポーンを取れる。
一つの駒取りがエンドゲームの種類を変える
の黒ルークが のポーンを直接攻撃し、もう1枚のポーンは に残っている。 のあと白ポーンは1枚だけとなり、清算によって守り切れるドローのエンドゲームへ移る。
配置がわずかに変わるだけで結果が逆転することがある。まったく同じマテリアルでも、キングを1マス動かしたり、追加のチェックを1回許したりすると、勝ちが引き分けに変わり得る。局面はマテリアルだけで判断せず、具体的に計算しなければならない。
用法と背景
これは基本的なルーク・エンディングの重要な発展形だが、例外が多いため具体的な評価が欠かせない。
よくある混同
2ポーン多ければ必ず勝てる
守備側のルークは連続チェックで前進を止め、ポーンをブロックし、または2枚と引き換えにサクリファイスできる。ポーン数と同じくらい、構造と活動性が重要になることがある。
出典
- 1.Rook and pawn versus rook endgame, Wikipedia contributors
- 2.The desperado, ChessBase
