解説
戦略的後退は一見すると領域を譲るが、現在のマスからは得られない改善を準備する。駒は、別のルートを見つける、ほかの駒のために縦または斜めのラインを空ける、相手がテンポを得ながら局面を改善できる攻撃を避ける、あるいは攻守の働きがより良くなるマスへ戻るために後退することがある。
強制された後退との違いは目的にある。駒が攻撃され、有用な代案がないため逃げるなら、単に脅威へ応じているだけである。戦略的後退では、将来より機能的な局面を得るために、直近の代償を自発的に受け入れる。これは複数の駒を組み替える一連の手であるの一段階であることが多い。
後退も正確に評価しなければならない。目指す目的地、必要な手数、その間に相手が作れる脅威を確認する。また、新しいマスでも同じように受け身の駒にならないかを確かめる。後方への手が良いのは、その結果が良いからであり、意外に見えるからではない。
よくある混同
後退と受け身
後退は必ずしも受け身ではない。ルートを開き、連携を改善し、または相手の局面も改善する攻撃を避けることで、将来の活動性を高められる。
用語を見る出典
- 1.Retreat To Win In Chess, Chess.com
- 2.A lesson with Yuri Razuvaev, New In Chess
