ベーアの法則

別名: バールの法則, ベールの法則

互いにブロックされた2枚のルークポーンと、遠くのパスポーンがある特定のエンドゲームを評価する幾何学的な法則。

解説

ベーアの法則は、非常に限定されたポーンエンドゲームが勝ちかドローかを判断する助けになる。盤の一方の端では2枚のルークポーンが互いにブロックし、戦力の強い側はさらに遠くのパスポーンを持つ。ルークポーンはaファイルまたはhファイルにあるポーンである。直前のマスを別のポーンが占めて進めないとき、そのポーンはブロックされている。パスポーンとは、自分のファイルと両隣のファイルの前方に相手ポーンがいないポーンである。

強い側は通常、パスポーンを犠牲にして守るキングを盤端から遠ざけようとする。そのキングがパスポーンを追ったり取ったりしている間に、攻めるキングはブロックしているポーンへ近づいて取り、自分のルークポーンを解放して最終ランクへ進ませ、別の駒に変えようとする。守る側はパスポーンを取り、プロモーションする隅へ間に合うよう戻ることを目指す。

法則を適用できる条件

  • 強い側のルークポーンが自分から見た第4ランクを越えていない。すでに第5ランク以上へ進んでいる場合、標準的な配置は攻める側の勝ちであり、この法則を判定に使う必要はない。
  • 攻めるキングがパスポーンの隣に立ち、その前進を支援できる。
  • 守るキングがパスポーンまたは攻めるキングの前に立ち、まだ進行を抑えられる。

これらの条件が満たされたら、2本のダイアゴナルからなる境界線を作る。最初の線は、守る側のルークポーンから、その側のバックランク、つまり自陣端に最も近いランクへ向かう。ビショップの初期配置ファイルに由来するcファイルまたはfファイルへ達したら、2本目は反対向きのダイアゴナルに沿って続く。この境界に対するパスポーンの位置によって通常は結果を分類できる。線上または攻める側に有利な側なら勝ち、線を越えて守る側に入っていればドローである。ビショップファイル上の折り返しマス自体は特殊な場合なので、上や下といった言葉だけで判定してはならない。盤端と色によって向きも変わるため、この作図は図とともに学ぶのがよい。

これは評価を速める目安であり、計算に代わる法則ではない。キングの正確な位置、手番、記録されている例外によって結果は変わり得る。具体的な手順が法則と矛盾する場合は、どちらが先にプロモーションまたは目的地へ到達するかを一手ずつ比較するの正確な分析を優先する。

よくある混同

あらゆるポーンエンドゲームに使える法則

互いにブロックされたルークポーンと、遠くのパスポーンがある特定の構造だけに適用される。

結果を保証する法則

例外のある実用的な法則である。手番、キングの配置、具体的な指し手は依然として決定的である。

出典

  1. 1.Bahr’s Rule: Endgame Study, Remote Chess Academy
  2. 2.The flaw in Bahr's rule, ARVES Chess Endgamestudy Association

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