解説
ルース・ピーシズ・ドロップ・オフ、略してLPDOは、「無防備な駒は落ちる」という意味の戦術的な格言である。チェスプレイヤーで著者のジョン・ナンが広めたが、ChessBaseが引用する歴史的記述では、この言葉を最初に作ったのはおそらくマイク・クックだとされる。目的は、戦術のよくある芽、つまり安全に守られていない駒へ注意を向けることにある。
「ルース」な駒とは、完全に無防備な駒だけではない。攻撃されている回数より守られている回数が少ない駒や、別の任務も抱えた過負荷の駒だけに守られている駒も含む。また、応答を強制する攻撃を受けやすい駒も該当する。その駒がすぐに落ちる必要はない。弱さによって、二つの標的を同時に攻撃する、動くとより価値の高いものを露出してしまうピン、あるいは有利な交換の連続が可能になることがある。
LPDOは警報であって、自動的に成立する法則ではない。無防備でも相手が攻撃できない駒や、取れば戦術的な反撃を許すため安全な駒もある。具体的な局面を必ず確認しなければならない。それでも、各手の前後にルースな駒を探す習慣は、具体的な指し手と応手の連続を誤って思い描くを数多く防ぐ。
実戦的なスキャン
- 自分と相手の駒のうち、守りがないものを探す。
- 一度だけ攻撃され、一度だけ守られている駒を確認する。特に、守りの駒が動くとキングやより価値の高いものを露出する場合、または別の任務も担っている場合は注意する。
- チェック、捕獲、脅威によって二つの標的を同時に攻撃できないかを問う。
- すべてのルースな駒を直ちに攻めるべきだと決め付けず、その情報を、選択肢を比較して一手を選ぶに組み込む。
よくある混同
無防備な駒は必ず失われる
ルースな駒は危険信号であって、敗北宣告ではない。利用する具体的な方法を示す必要がある。
出典
- 1.Loose Pieces Drop Off (LPDO), ChessBase
- 2.Definitions, Dan Heisman Chess Lessons and Author
