解説
計算ミスは、具体的な変化を頭の中で表した内容が誤っているときに起こる。合法的な応手を見落とす、変化を早く打ち切る、手順を取り違える、駒が最終的にどこへ移ったかを忘れる、防御手があるのに脅威が成立すると考える、といった形がある。
ここでいう計算は、駒とポーンの価値であるマテリアルを数えることだけではない。駒を実際には動かさず、盤面を更新し続けながら、指し手と応手を頭の中で追うことを意味する。そのためでも読み違えることはある。途中の防御手を一つ見落としたり、別の応手があるのに一手だけが強制だと思い込んだりすれば十分である。
計算ミスは原因を表す言葉であり、深刻さの尺度ではない。小さな不正確さを生む場合も、即座の敗勢を招く場合もある。とも異なる。評価ミスでは手順そのものは正しく見えていても、到達局面を誤って判断する。
対局後の診断
- ミスが表面化した場面だけでなく、最初に見落とした手を特定する。
- 頭の中の盤面が合法的な局面と初めて一致しなくなった地点を再構成する。
- 相手の意図を無視していなかったか確認する。これは、相手が何を狙っているかを問うと計算を結び付ける。
- 十分に守られていない駒が戦術の標的になりやすいというに従い、ルースな駒が脅威と捕獲の具体的な連続を可能にしていなかったか調べる。
よくある混同
評価ミス
計算ミスでは想像した手順が誤っている。評価ミスでは手順が正しくても、その結果の解釈を誤ることがある。
用語を見るブランダー
ブランダーは通常、結果の重大さを表す。計算ミスは、損失が小さい場合でも原因になり得る仕組みを表す。
出典
- 1.Master calculation, ChessBase
- 2.Blunders in Modern Play, Intro, Chess.com
