解説
チェスのポストモーテム分析とは、対局終了後まもなく、伝統的には両対局者が盤を挟んで行う振り返りです。それぞれが狙い、予想していた応手、局面が変わったと思った瞬間を説明します。判断の記憶がまだ新しく、二つの視点から、相手がまったく考えなかったアイデアが明らかになることがあります。
すべての手を同じ深さで調べる必要はありません。驚いた場面、長く考えた場面、プランを変えた場面、両者の評価が異なった地点で止まるほうが、通常は有益です。評価とは、どちらがどの程度有利で、なぜそう考えるかというプレイヤーの判断です。
価値と限界
相手は、なぜある脅威を危険だと感じたのか、実際にはどの守りを恐れていたのかを説明できます。これは実戦中に局面がどう見えていたかを示し、最善手の一覧だけでは得られない情報です。ただし、両者がともに間違っていることもあります。ポストモーテムが生み出すのは問いと仮説であり、最終的な真実ではありません。
話し合った局面を記録し、後で、つまり自分の対局を独力で振り返る作業、説明コメント付きの注釈付き対局、またはで確認するとよいでしょう。エンジンは手を計算し、局面を評価するソフトウェアです。後から検証することで、有用な印象と、計算してみると成立しない手順を区別できます。
では、最初からポストモーテムを設計に組み込めます。公式対局の後では、両者が参加を望むかどうかと、会場および規則がその場での分析を許すかどうかに左右されます。
よくある混同
ポストモーテムと自戦分析
ポストモーテムは直後に行い、通常は相手と共有します。自戦分析は独力で行う振り返りで、より時間をかけて体系的に進められます。
用語を見る出典
- 1.Post Mortem, Chess.com
- 2.Chess Tech University: Philosophy and Game Analysis, Part 2, US Chess Federation
- 3.How To Analyze Your Chess Games, Chess.com
