解説
ヴァンチュラ・ポジションは、ルークとポーン対ルークの特殊な防御である。余分なポーンは、盤端の二つのファイルであるaファイルまたはhファイルにあるルークポーンである。通常、初期配置側から数えた第6ランクより先へは進んでおらず、攻撃側ルークがその前に立っている。この配置は、攻撃側キングを側面から守る力を制限する。
防御に必要な条件
- 守備側ルークは側面からポーンを攻撃し、攻撃側キングへチェックするための十分な距離を保つ。
- 守備側キングは自分のルークと反対側にとどまり、横からの攻撃を妨げない。
- 守備側キングは遠い隅の近くにとどまる。そこでは攻撃側ルークがチェックで応手を強制し、その一手を昇格支援に使うことができない。
- ポーンが第7ランクへ進んだら、守備側ルークはその後ろへ回り、引き続き昇格を阻止する。
攻撃側はキングを近づけ、チェックを遮るか、ポーンの前にいるルークを解放しようとする。守備側はサイドチェックとポーンへの攻撃を交互に行う。本質は一つの固定マスではなく、チェック距離を保ち、必要ならポーンの後ろへ切り替えられることである。
ヴァンチュラによって、すべてのルークポーン・エンディングが引き分けになるわけではない。キングの位置が悪い、ルークが近すぎる、または一手を無駄にすると、防御は崩れる。は第3ランクの壁を使い、ルークポーンに限定されない点で異なる。
よくある混同
ヴァンチュラとフィリドール
フィリドールは第3ランクの壁でキングを止める。ヴァンチュラは、攻撃側ルークが前にいるルークポーンへ横からチェックする。
用語を見るすべてのルークポーンでヴァンチュラが使える
引き分けはポーンのランク、ルークの距離、双方のキング位置に依存する。その条件がなければ防御は負けることがある。
出典
- 1.Intermediate Rook Endings, Lichess
- 2.Rook and pawn versus rook endgame, Wikipedia
