トランスポジション・テーブル

別名: TT

チェスエンジンが探索中にすでに分析した局面の結果を再利用するためのメモリ。

解説

トランスポジション・テーブル、略してTTは、が同じ局面に再び到達したとき、毎回ゼロから計算し直さずに済むよう使うメモリである。トランスポジションとは、異なる手順が、同じ手番と合法手に影響する同じ条件を持つ同一局面へ到達することをいう。

通常はハッシュテーブルとして実装される。これは局面の本質的な情報を、素早く検索できるコンパクトなキーへ変換するデータ構造である。一つのエントリーには、その局面からどこまで探索したかを示す、局面の有利さを表すスコアまたはその境界値、そこで見つけた有力手などを保存できる。同じ局面が再び現れると、エンジンはその情報を再利用して重複作業を避けたり、すでに有望に見える手から先に調べたりできる。

TTは一時的で容量に限りがあるため、探索の進行に伴ってエントリーは置き換えられる。でもでもない。これらの資源には事前に用意された情報が入っているが、トランスポジション・テーブルが保存するのは現在の探索で生成された結果である。多くのインターフェースでは、Hashという設定が、主にこのテーブルへ割り当てるコンピューターの作業メモリ量を制御する。

よくある混同

トランスポジション・テーブルとオープニングブック

トランスポジション・テーブルは探索中に生成された結果を記憶する。オープニングブックには通常の探索が始まる前から、準備済みの局面と着手が収録されている。

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トランスポジション・テーブルとテーブルベース

TTは探索の部分的な結果を再利用する。テーブルベースは、対象範囲に含まれるエンドゲームについて事前計算された正確な情報を提供する。

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出典

  1. 1.Terminology, Stockfish Developers
  2. 2.Transposition Table, Chess Programming Wiki

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